海外旅行のパンフをチラ見せ作戦
以前に見せてもらったあるMLMの「勧誘マニュアル」的な資料に、とても面白い「作戦」が紹介されていたので紹介したいと思います。
MLMというのは大体の場合、怪しい商売だと思われているので、正面から
「一緒にネットワークビジネスをしよう!」
なんて言っても『MLMアレルギー』の記事にあるように、
「誰がマルチ商法なんかやるか!」
と一蹴されてしまうことでしょう。
そこで、考えられた手法の一つが「海外旅行のパンフレットを思わせぶりに見せる」という作戦です。
具体的な手順としては、
【1】勧誘する相手と待ち合わせをしたら、必ず相手よりも先に到着して、海外旅行のパンフレットを眺める(正確には眺めているフリをする)
【2】相手が到着したら、わざとギリギリで気づいたフリをして、さりげなくパンフレットを隠す。
【3】「何を隠したの?」と質問されたら、じらしながら少しずつ自分が面白いビジネスに参加していること、近いうちにまとまったお金が手に入って贅沢な旅行が出来そうだ、という話をする。
といった感じです。
確かに、人間というのは誰しも野次馬根性というか、人が隠そうとする物は見たいと思う願望があります。
そして自分の目の前にいる友人や知り合いが儲け話に首を突っ込んでいると知れば、その内容を詳しく知りたいという心理が働くでしょう。
勧誘のための手法にも色々ありますが、リクルート活動が上手な人は自分から詳しい説明をしないものです。
巧みな話術で相手の好奇心や射幸心を刺激して、
「それって何の話?」
「もうちょっと詳しく教えてよ」
という相手の質問をきっかけに勧誘をスタートするのが基本です。
そういう意味で「海外旅行のパンフをチラ見せ作戦」は実に狡猾で姑息な、場合によっては有効な作戦だと考えられます。
まあ、一つ大きな問題があるとすれば、海外旅行が出来るようなまとまったお金を得られそう、という話が大抵の場合はウソか希望的観測(別名:妄想)であるということでしょうか(笑)
By MLM・ネットワークビジネスの真実